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小さい足

足が小さい女性のための、快適に歩ける靴の選び方の3つのポイント

こんにちは!
外反母趾などでお悩みの方のための靴専門店
「シューズ・ハチロー」の井口です。

レディースシューズのサイズは一般的に22.5~24.0.cmが需要の多い範囲で、23.0と23.5cmのミドルサイズは特に需要が多いです。22.0cm以下、24.5cm以上はアウトサイズと呼ばれ、それほど需要の多くないサイズとなります。

基本的に身長と足長は比例しますので、身長が平均よりも低めの方は22.0cm以下の靴が適合し、身長が高めの方は24.5cm以上の靴が適合する傾向があります(勿論これは目安なので、身長の割に小さい足、大きい足の方もいます)。

しかし、実は小柄な体型の方は自分の足長よりもかなり大きなサイズの靴を履いていることがあり、それによって様々なトラブルが起きてしまいます。例えば以下のようなものです。

  • カカトがパカパカ脱げやすい(靴が脱げないように無意識に踏ん張ってしまうので、不安定な歩行になる)
  • 靴ズレができる
  • 小指や親指が痛い
  • 靴が重たく感じる

このようなトラブルが起こるのは、自分の足の本当のサイズを知らなくて、適切なサイズの靴を選んでいないことが原因の一つです。

では、そのような不適合サイズの靴を選んでいて、足のトラブルで困っている小さい足の方が、どのようにしたら自分の足に合った靴を選ぶことができるのかをこの記事で解説させて頂きます。

ちなみに、小柄な女性だけでなく以下のような方も、本来よりも大きめのサイズを選んでいることが多いのですが、今回は小柄な女性のケースのみにフォーカスし、他のケースはまた別の記事で解説させて頂きます。

  • 外反母趾等の何らかの足トラブルがある
  • 肉付きの良いふっくらとした足
  • つま先の形が正方形に近い

小柄な女性が大きいサイズを選びやすい主な2つの理由

これはあくまで当店での傾向なのですが、22.5cmの靴を履いている方は、足の実寸が22.0cmにも満たないことがよくあります。人によっては20.0cmぐらいのこともあります。そのような傾向になる理由はいくつかありますが、今回は2つだけピックアップして解説させて頂きます。

1. 靴店で小さいサイズの靴が売っていないことが多いから

在庫

もちろん靴屋さんにもよりますが、お店で扱っている靴のストックサイズが、一番小さいもので22.5cmということがあります。22.0cm以下の靴はあまり在庫を持っていなかったり、デザインによってはメーカーでも22.0cm以下の靴を製造していないこともあります。なので小さい足の方は、とりあえず22.5cmの靴を選んでしまうのです。その靴が大きくて合わない場合は、サイズダウンせず、市販の中敷等を入れてどうにか履ける状態にしようとします。当店でもこういったお客様からの相談を受けることがあります。

2. 靴の種類によってサイズの表示方法が違うから

サイズ表示

理由の二つ目は、スニーカーと同じサイズで、パンプスやタウンシューズ等を選んでいるケースです。

靴のサイズ表示方法には「足入れサイズ」と「靴型サイズ」と呼ばれるものがあります。それぞれの違いは下記の通りです。

足入れサイズ靴の全長が表示サイズよりも長くなっている。パンプスやウォーキングシューズ、タウンシューズ等に多い。
靴型サイズ靴の全長が表示サイズとほぼ同じ。スニーカー等に多い。

※パンプス等でも靴型サイズの物もあり、スニーカーでも足入れサイズの物もあるので注意が必要です。

以下に22cmの靴を例に挙げて、それぞれのサイズ方法の違いを記載します。

足入れサイズの場合

スエード

足入れサイズ表示の場合、靴の全長が表示サイズよりも長いので、足の実寸が22cmの方が履いた場合、つま先に余分なスペースができます。なぜそのスペースができるように作られているのかというと、歩行時に足が前にズレるからで、スペースがないと指先が靴に当たってしまうからです。

そのスペースは「捨て寸」と呼ばれ、シューフィッティングでは必ず「捨て寸」が必要です。 どの程度の捨て寸を確保した設計になっているかは靴によって違いますが、1~1.5cm程度のものが多いです。

捨て寸

足入れサイズの靴は、自分の足の実寸と同じサイズの靴を選ぶのが基本です。例えば自分の足が22cmであれば、22cmと表示された靴を選ぶという具合です。

ただ、足入れサイズ表示の靴であっても、足の実寸よりも0.5cm程度大きなサイズを選んだほうが良い場合もあります。それは横幅や甲周りがキツイ場合や、捨て寸が短い靴の場合等です。

靴型サイズの場合

スニーカー

靴型サイズは、靴の全長が表示サイズとほぼ同じなので「捨て寸」を含んでいません。

もし足長22.0cmの方がこの靴を履いた場合は、捨て寸がないので指先を痛めてしまうので、22.5~23.0cmのサイズを選ぶ必要があります。つまり、自分の実寸足長よりも長いサイズを選ぶ必要があります。

以上のような理由で、大きいサイズを履いている方は、スニーカー等のサイズ選びは間違えていなくても、パンプス等の足入れサイズの靴を、スニーカーと同じサイズで選んでいることにより、適正サイズの靴を選べていないのです。例えば、今まで靴型サイズ23cmのスニーカーを履いていた方が、パンプスも23cmの物を選ぶと、足に対して必要以上に大きいサイズを選んでいることになります。

サイズ表記に関しては以下の記事もご参照下さい。

小さい足にフィットした靴の選び方。ポイントは3つ

では、どうしたら足の小さな女性が自分の足にフィットした靴を選ぶことができるのかを解説させて頂きます。

1. まずは足を計測してもらう

ペドカルテ

これは超基本なのですが、まずは自分の足の本当のサイズを知ることが重要です。それを知ることができないと、当然どのような靴が自分の足にフィットするのかがわかりません。サイズだけでなく足全体のフォルムの特徴(幅の広さ、甲の高さ、かかとの大きさ、つま先の形など)も知る必要があります。

足を計測してもらったことがない方は、ぜひ靴屋さんで計測してもらってください。シューフィッター有資格者のいる靴屋さんなら、足型計測をしているお店がほとんどです。

お客様の足を計測させて頂いて本当のサイズを伝えると、「えっ。私ってそんな小さい足なんだ!!」と驚かれることがよくります。

2. フィッティングチェックをしてもらう

フィッティング

足と靴がきちんとフィットしているかどうかは、プロの目でチェックしてもらうことをお勧めします。靴を試し履きして自分の感覚では履きやすいと感じても、プロから見ると問題があることもあります。もちろんお客様自身の感覚も考慮するのですが、客観的にも判断することが重要です。

フィッティングのチェックポイントは、また別の記事で解説させて頂きます。

3. 調整してもらう

ポイントストレッチ

靴というのは、そのままでは足にフィットしないことがよくあります。特にストラップ等のないパンプスやローファー等は、足と靴の甲周りにちょっとでも隙間があると、足が靴の中で前後に動いてしまって、かかとも脱げやすくなります。そういったときにフィット感の適切な調整が必要になります。ゆるい場合は、スポンジ等の材料を敷いたり市販のインソールを入れたりしますし、キツイ場合は革を伸ばしたりします。

外反母趾や偏平足等のトラブルがある方には、インソールの使用もお勧めです。当店でもセミオーダーのインソールを作製しています。

インソール


また、靴をお店で試し履きした際はどこも痛くない。と安心してその靴を買ったものの、しばらく歩いてみると、足のどこかに痛みが出ることってないですか?そういった際でも、アフターフォローとして靴の調整をしてくれる、売りっぱなしではない靴屋さんを利用することをお勧めします。

まとめ

以上となります。改めて、小さい足の靴選びで重要なポイントは下記の3つです。

  1. 足を計測してもらう
  2. フィッティングチェックしてもらう
  3. 靴を調整してもらう

今回の記事が、あなたの靴選びに役立つ情報になることを願っています。もし、足と靴のことでお困りでしたらお気軽にご相談下さい。

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当店は、お一人お一人じっくりと対応させて頂いておりますので、ご予約優先制となっております。 初めて来店される方は足型計測をさせて頂きます。 来店予約、ご不明な点は以下のフォームかお電話にてお気軽にお問い合わせ下さい。

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