BLOG

ブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 商品紹介
  4. これで失敗しない!!足を痛めにくい学生用ローファー選びの5つのポイント
ローファー

これで失敗しない!!足を痛めにくい学生用ローファー選びの5つのポイント

こんにちは。外反母趾等でお悩みの方向けの靴専門店「シューズハチロー」の井口です。

学生さんは、通学用の靴にローファーを指定されていることがあります。
ローファーというのは、スニーカーなどと比べるとフィッティングの非常に難しい靴なので、足に合わなくて困っている方も多いかと思います。
この記事は、そんなローファーが合わなくて困っている学生さんやその親御さんに向けての内容となります。

ローファーでよくある悩みの5つをピックアップ

当店では以下のようなご相談がよくあります。皆さんも同じようなことで苦労されていないでしょうか?

ローファーが足に合わなくて困っているんです。

それは。つらいですね。具体的にはどんな感じですか?

カカトが合わなくて脱げる。あと革が硬くて痛いし、つま先も窮屈で小指が痛くなるんです。

そういった悩みはホント多いんです。でも大丈夫!!これから足に合ったローファー選びのポイントをお伝えしますね。

改めてローファーのフィッティングで多い悩みを記載します(これはローファーに限ったことではありません)。

  1. カカトが脱げる
  2. つま先が窮屈で、親指や小指が圧迫されて痛くなる
  3. くるぶし周りが痛くなりやすい
  4. カカトのアキレス腱のあたりが靴に刺激されて痛い
  5. 足裏が痛くなる

足が痛くなりにくいローファーを探すには、どんな靴屋で買うかも大事

足に合ったローファーを選びたいのであれば、ネット通販や、セルフ型の靴屋さんでは難しいです。なぜなら、ほとんどの方が自分の足の特徴を知らないからです。自分の足の特徴を知らないのに、自分の感覚や判断だけで足にフィットした靴を見つけることは非常に難しいです。

(※セルフ型の靴屋さんとは、大型の量販店などで多く見られるお客さんが自分自身で自由に靴を選んで試し履きをするような靴屋さんのことです)


では、どんな靴屋さんなら良いのかというと、次の3つのことができる靴屋さんがお勧めです。

  1. 足の計測をしてくれる店
  2. フィッティングスキルのある店員さんがいる店
  3. 靴の調整をしてくれる店

という靴屋さんがお勧めです。それぞれ解説します。

足の計測をしてくれる

ペドカルテ

計測用の道具を使って、足の全長、横幅、甲の高さ、甲の太さなどを細かく測ってくれる靴屋さんがいいですね。足の各ポイントの数値がわかるだけでも、その方の足に合った靴を見つけやすくなります。もちろん、その数値はあくまで目安にする程度です。当店は足の採寸に加えて下の写真のようにフットプリントという足圧や足裏の状態がわかるものも採取しています。

細い足フットプリント

また足型計測は機械で行っているお店もあります。

フィッティングしてくれる店員さんがいる

足と靴がきちんとフィットしているかどうかは、お客様自身だけは判断するのが難しいです。靴を試し履きをしてみて自分では履きやすいと感じても、きちんとフィットしていないことも多いので、必ずプロにフィッティングをチェックしてもらうことが重要です。

靴の調整をしてくれる

靴というのは、そのままでは足にフィットしないことがよくあります。特にローファーというのは、紐靴ではないので、足と靴の甲周りにちょっとでも隙間があると、足が靴の中で前後に動いてしまって、かかとも脱げやすくなります。そういったときにフィット感の適切な調整が必要になります。ゆるい場合は、スポンジ等の材料を敷いたり市販のインソールを入れたりしますし、キツイ場合は革を伸ばしたりします。
また、靴をお店で試し履きした際はどこも痛くない。と安心してその靴を買ったものの、しばらく歩いてみると、足のどこかに痛みが出ることってないですか?そういった際でも、アフターフォローとして靴の調整をしてくれる、売りっぱなしではない靴屋さんが良いですね。

シューフィッターのいる靴屋さんもお勧め

以上のような靴屋さんが良いと思いますが、シューフィッターという資格を持つ方がいるお店や、足と靴で困っている方を対象にしている専門性の高そうな靴屋さんであれば、そのようなお店のはずです。シューフィッターでしたら、足の計測、フィッティング、調整のスキルを持っていますので、下記の団体のサイトから検索してみると良いと思います。

私もシューフィッターです。

また、最近は大型の量販店でも足型計測をしたりフィッティングをしているお店もあります。

こんなローファーなら足にフィットして歩きやすい

では、どんなローファーなら足が痛くならないのかと言うと、下記の5点を備えたローファーなら、足にピッタリとフィットして歩きやすいです。

  1. 靴の足囲が何種類かある
  2. 靴のつま先の形が足のつま先の形と合っている
  3. カカト周りがしっかりとしている
  4. 素材の足あたりがソフト
  5. 靴底に適度なクッション性がって、適切な位置で曲がる

それぞれ解説します。

靴の足囲が何種類かある

ズボンにはウエストが何種類もありますよね。でも、靴は1つのデザインに対して1つの足囲(靴の甲回りの太さ)しか作っていないということが多いです。足の甲回りの太さも人それぞれなので、靴も1つのデザインで何種類かの足囲を作っていて、自分の足に合った足囲を選べるものが良いです。

靴のつま先と足のつま先の形が合っていること。

靴のつま先の形は様々ですが、自分の足のつま先の形に近いものを選ぶ必要があります。これは自分では判断が難しいと思うので、シューフィッター等に任せたほうが良いのですが、一般的に靴のつま先が先細になるほど、足指まわりが窮屈になって痛くなりやすいので、靴のつま先は広めのほうが楽です。靴のつま先の形を見るときは、靴を裏返して靴底の形を見たほうがわかりやすいです。

靴底の裏

カカト周りがしっかりとしている。

ヒールカウンター

基本的に靴のカカトまわりには、芯が入っていて型崩れしないようになっていますが、売られている靴によっては、その芯が入っていなかったり、やわらかくて強度のないものだったりします。そういった靴だと、足のカカトが内側や外側に倒れやすくなって、歩行が不安定になります。逆に硬い芯が入った靴だと、足のカカト周りを真っすぐに保つことができて歩行が安定します。特に足の内側のアーチが低下している方は、カカト周りがしっかり保たれると歩きやすくなります。

足当たりがソフト

カカト周りは固めでしっかりしている方が良いと書きましたが、使用している革が硬過ぎると足を痛めやすいです。特に肉付きの少ない骨ばった足の場合はそうです。また、履き口周りにクッション材が入っていると尚良いです。このようなローファーだとくるぶし周りやカカトのアキレス腱を痛めにくいです。

履き口周り

靴底に適度なクッション性がって、適切な位置で曲がる

靴底が薄くて硬いものだと、足裏への衝撃が強くなるので、適度なクッション性があるものが良いです。

また、靴底が曲がる位置も重要です。足が曲がる位置で靴底も曲がらないと歩行時の足の動きを妨げます。足が曲がる位置とは、足幅の一番広い部分です。ここが歩行時に上下に動く関節(MP関節と言います)になります。なので靴底もその関節の位置で曲がらなければ、足と靴の動きが一致しないので歩きにくいです。

足の屈曲部分

一般的に靴底の曲がる位置は、靴底の一番広い部分になります。靴の中には、靴底がほとんど曲がらなかったり、中央の位置でで曲がってしまうものがあります。またサイズが合っていない場合は、足と靴底の曲がる位置が合わなくなります。

足と靴の屈曲位置

当店でお勧めしているローファー

コンフォートローファー

以上のようなローファーは、どんな靴屋さんでも売っているわけではありませんが、前述のシューフィッターがいる専門性の高い靴屋さんでは比較的売っている傾向があります。当店でも女学生向けのものを現在1型だけ扱っていますので、参考までに紹介させて頂きます。

2022年6月24日追記、現在この靴は当店では販売しておりません。取扱店については、製造元であるシアンシューズ様にお問合せ下さい。

このローファーは、特に学生さん専用というわけはなく、レディースシューズとして販売しているもので、デザインはローファーですが、機能的にはウォーキングシューズです。優れた点は下記の通りで、前述した足に良いローファーの条件も満たしています。

  • 足囲が細めと太めの2種類ある
  • マジックテープ式になっていて、足の甲をしっかりと押さえることができる
  • つま先の形は広めで足なりになっているので、足指周りが窮屈になりにくい
オブリークトゥ
  • カカト周りがしっかりしているので、足のカカトを安定させることができる
  • 素材は足当たりがソフトな牛革。撥水仕様になっているので多少の雨ならOK。
レザー
  • 履き口周りにもクッション材が入っていてやわらかいので、くるぶし周りやカカト周りも痛くなりにくい
  • 靴底はクッション性と屈曲性が良くて滑りにくいので、足裏への衝撃も少なくて歩きやすい。この靴底はメーカーさんでオールソール修理といって靴底をまるごと交換することも可能
  • 厚みのあるインソールも入っているので、クッション性が更に向上。偏平足や外反母趾の方は、オーダーインソールへの交換をお勧めすることがあります
付属インソール

価格は税込29,700円と決して安くはないのですが、耐久性があって修理もできるので、足への健康を重視する方にはお勧めします。もちろん学生以外の方にもおすすめです。

まとめ

以上となります。10代の学生さんは足の成長期なので、この時期の靴選びはとても重要です。ローファーのことで何かお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

来店予約・お問合せ

当店は、お一人お一人じっくりと対応させて頂いておりますので、ご予約優先制となっております。 初めて来店される方は足型計測をさせて頂きます。 来店予約、ご不明な点は以下のフォームかお電話にてお気軽にお問い合わせ下さい。

予約
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事